9605 東映 総合投資分析
この記事の要点
東映(9605)の株価・PER・PBR と、DCF による公正価値の試算をまとめた分析ページです。2026-09-05時点の分析にもとづきます。
エグゼクティブサマリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄コード | 9605 |
| 名称 | 東映 |
| 分析日 | 2026-09-05 |
| 投資判断 | 🟡 中立 |
| DCF 公正価値(Base) | ¥5,715.00 |
| アップサイド(Base) | -4.8% |
| 現在株価 | ¥6,000 |
| 株式スコア合計 | 4 点 ★☆☆☆☆ 低い |
| PER | 16.02 |
| PBR | 1.27 |
投資判断レーティング
総合レーティング: 🟡 中立
| バリュエーション(P | 3 | |
|---|---|---|
| 成長性(売上・利益成 | 3 | |
| 財務健全性(CF・負 | 4 | |
| 株主還元(配当・自社 | 3 | |
| リスク | 3 | |
| 総合 | 3 |
| 評価軸 | スコア | コメント |
|---|---|---|
| バリュエーション(PER・PBR) | 3 ⭐⭐⭐ | 物流はディフェンシブ寄りだが、成長率が高くない場合はPERが伸びにくい。※推定レンジでは割高/割安の判断が微妙 |
| 成長性(売上・利益成長) | 3 ⭐⭐⭐ | 売上は横ばい〜微増、利益はコスト転嫁と効率化次第で微増の可能性 |
| 財務健全性(CF・負債比率) | 4 ⭐⭐⭐⭐ | CF創出力があり、負債も過度ではない想定(※推定) |
| 株主還元(配当・自社株買い) | 3 ⭐⭐⭐ | 配当は一定水準が見込まれるが、還元強化の確度は要確認 |
| リスク | 3 ⭐⭐⭐ | 需要変動・価格競争・規制対応が継続的に存在 |
| 総合 | 3 ⭐⭐⭐ | 上振れ余地はあるが、決め手(強い成長ドライバー)が不足しやすい |
DCF 内在価値分析
| Bear(悲観) | ¥4,242 | |
|---|---|---|
| Base(基本) | ¥5,715 | |
| Bull(楽観) | ¥7,421 |
現在株価: ¥6,000 / Forward PE: 28.94 / PEG: -
| シナリオ | 売上成長率 | FCF 利益率 | 公正価値 | アップサイド | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| Bear (悲観) | 1.50% | 6.94% | ¥4,242.00 | -29.3% | 🔻 |
| Base (基本) | 3.01% | 9.91% | ¥5,715.00 | -4.8% | ➡️ |
| Bull (楽観) | 4.51% | 12.88% | ¥7,421.00 | +23.7% | 🔺 |
株式スコア分析(stockscore)
| Value | 4 | |
|---|---|---|
| Growth | 0 | |
| Momentum | 0 |
総合評価: ★☆☆☆☆ 低い
| スコア種別 | 値 | 視覚化 |
|---|---|---|
| Value Score | 4 | ████░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Growth Score | 0 | ░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Momentum Score | 0 | ░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| 合計 | 4 | ████░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
主要財務指標
| 指標 | 値 | 判定基準 |
|---|---|---|
| PER | 16.02 | ≤15: 優良、≤30: 良好 |
| PBR | 1.27 | 0〜1.2: 割安圏 |
| 純利益率 | 12.55% | >20%: 高収益 |
| 流動比率 | 3.53 | ≥1.5: 健全 |
| 50日移動平均 | N/A | — |
| 200日移動平均 | N/A | — |
配当
| 2016 | ¥14 | |
|---|---|---|
| 2017 | ¥9 | |
| 2018 | ¥14 | |
| 2019 | ¥14 | |
| 2020 | ¥14 | |
| 2021 | ¥12 | |
| 2022 | ¥12 | |
| 2023 | ¥26 | |
| 2024 | ¥27 | |
| 2025 | ¥18 |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 年間配当(直近実績) | ¥18.00 |
| 配当利回り | 0.60% |
| 連続増配年数 | 0 年 |
| 配当性向 | 4.8% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
| 100株あたり年間配当 | ¥1,800 |
配当利回りは直近12か月に実際に支払われた配当を現在株価で割った実績値です。会社予想の配当や、今後の増配・減配は反映していません。
主要リスク要因
| リスク | 内容 | 影響度 |
|---|---|---|
| 競合リスク | 大手/地域プレイヤーとの価格競争、入札での単価下落 | 中 |
| 為替リスク | 国際物流比率が高い場合、円高で採算悪化(※推定) | 中 |
| 金利・マクロリスク | 金利上昇による調達コスト増、景気後退による需要減 | 中 |
| 規制リスク | 労務規制・安全規制・環境規制(CO2/燃料)対応コスト増 | 中 |
定性分析: 事業概要
1. 事業概要と強み
主力事業・セグメント別概要
9605は、一般に物流(港湾・輸送・倉庫等)を中核とする事業モデルが中心で、顧客のサプライチェーンに組み込まれる形で収益を積み上げるタイプの企業群に属します。
セグメントは、公開情報上は概ね以下のような切り口で整理されることが多いです(※推定値を含むため、厳密なセグメント名・構成比は要確認)。
- 国内物流(輸送・保管・取扱):荷主の需要に連動し、運賃・保管料・作業料等で収益化
- 国際物流(海上/航空/通関等の周辺):貿易量・航路・需給に影響
- 関連サービス(付帯作業・人材/機材・IT/運行管理等):単価改善や付加価値で利益率を押し上げ
ポイント:物流は「量×単価×稼働率」で決まりやすく、加えて**顧客の切替コスト(設備・運用・品質・契約)**が収益の安定性に寄与しやすい領域です。
競合優位性・市場ポジション
物流領域での競争優位は、概ね次の要素で形成されます。
- 拠点・ネットワーク優位:港湾/幹線/倉庫網など、地理的な強みがある場合、輸送効率とリードタイムで優位
- オペレーション品質(安全・納期・品質):BtoBの物流は品質が評価され、長期契約化しやすい
- 顧客基盤の厚み:大口荷主との取引があると、景気変動時でも一定の下支えが期待
- コスト転嫁力:燃料費・人件費・資材費の上昇局面で、運賃改定や契約更改で吸収できるかが差になる
経営戦略の特徴
物流企業の典型的な戦略は以下です(9605も同様の方向性が想定されます)。
- 収益性重視の運賃設計:値上げ・サーチャージ・契約更改で粗利を守る
- 高付加価値化:保管/加工/管理/IT連携など、単なる輸送から周辺業務へ拡張
- 省人化・効率化:配車最適化、倉庫のレイアウト改善、業務標準化
- 安全投資・コンプライアンス強化:事故・品質問題の抑制は利益の下振れリスクを低減
この分析について
- 公正価値: 直近の売上・フリーキャッシュフローをもとに、成長率と利益率のシナリオを置いた DCF(割引キャッシュフロー)で試算した1株あたりの価値です。成長率と FCF 利益率は、単年の振れを避けるため過去最大5期の中央値を基準にしています。
- スコア: 割安度(Value)・成長性(Growth)・値動き(Momentum)を公開されている財務指標から機械的に点数化したものです。
- 数値の出典は各社の公開財務データで、将来の株価を予測するものではありません。
分析日: 2026-09-05