8344 山形銀行 総合投資分析
この記事の要点
山形銀行(8344)の株価・PER・PBR と、残余利益モデルによる株主価値の試算をまとめた分析ページです。2026-09-26時点の分析にもとづきます。
エグゼクティブサマリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄コード | 8344 |
| 名称 | 山形銀行 |
| 分析日 | 2026-09-26 |
| 投資判断 | 🟡 中立 |
| 残余利益モデル 株主価値(Base) | ¥4,635.00 |
| アップサイド(Base) | -18.4% |
| 現在株価 | ¥5,679 |
| 株式スコア合計 | 5 点 ★★☆☆☆ やや低い |
| PER | 27.30 |
| PBR | 1.13 |
投資判断レーティング
総合レーティング: 🟡 中立
| バリュエーション(P | 3 | |
|---|---|---|
| 成長性(売上・利益成 | 2 | |
| 財務健全性(CF・負 | 3 | |
| 株主還元(配当・自社 | 3 | |
| リスク | 3 | |
| 総合 | 3 |
| 評価軸 | スコア | コメント |
|---|---|---|
| バリュエーション(PER・PBR) | 3 ⭐⭐⭐ | 地方銀行は一般に割安になりやすい一方、金利・信用コストの不確実性で評価が割れやすい。※PER・PBRの具体値は本レポート作成時点で取得できないため数値評価は概念的に整理。 |
| 成長性(売上・利益成長) | 2 ⭐⭐ | 銀行は売上成長が限定的になりやすく、利益は金利・信用コスト・市場環境に左右される。 |
| 財務健全性(CF・負債比率) | 3 ⭐⭐⭐ | 銀行の健全性は自己資本と不良債権管理が鍵だが、最新の定量値を本レポートでは提示できないため中立評価。 |
| 株主還元(配当・自社株買い) | 3 ⭐⭐⭐ | 地方銀行は配当を重視する傾向があるが、配当方針の確定情報が本レポートでは未確認のため中立。 |
| リスク | 3 ⭐⭐⭐ | 金利・信用・規制の複合リスクがあり、上振れもあるが下振れもあり得る。 |
| 総合 | 3 ⭐⭐⭐ | 収益機会はあるが、環境依存度が高く、現時点では確信度が高くない。 |
残余利益モデルによる株主価値
| Bear(悲観) | ¥4,398 | |
|---|---|---|
| Base(基本) | ¥4,635 | |
| Bull(楽観) | ¥4,892 |
現在株価: ¥5,679 / 1株あたり純資産: ¥5,023 / ROE: 5.05%
| シナリオ | 株主資本コスト | 株主価値 | アップサイド | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| Bear (悲観) | 10.00% | ¥4,398.00 | -22.6% | 🔻 |
| Base (基本) | 8.00% | ¥4,635.00 | -18.4% | ➡️ |
| Bull (楽観) | 6.00% | ¥4,892.00 | -13.9% | ➡️ |
銀行・保険・証券・不動産は、貸出や物件取得のキャッシュフローが営業CF・投資CFに混ざるため、フリーキャッシュフローを起点とする DCF が成り立ちません。 ここでは純資産と ROE から残余利益(株主資本コストを上回る利益)を積み上げて試算しています。 株主資本コストを高く置くほど株主価値は小さくなるため、Bear ほど厳しい前提です。
株式スコア分析(stockscore)
| Value | 4 | |
|---|---|---|
| Growth | 0 | |
| Momentum | 1 |
総合評価: ★★☆☆☆ やや低い
| スコア種別 | 値 | 視覚化 |
|---|---|---|
| Value Score | 4 | ████░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Growth Score | 0 | ░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Momentum Score | 1 | █░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| 合計 | 5 | █████░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
主要財務指標
| 指標 | 値 | 判定基準 |
|---|---|---|
| PER | 27.30 | ≤15: 優良、≤30: 良好 |
| PBR | 1.13 | 0〜1.2: 割安圏 |
| 純利益率 | 12.81% | >20%: 高収益 |
| 流動比率 | N/A | ≥1.5: 健全 |
| 50日移動平均 | N/A | — |
| 200日移動平均 | N/A | — |
配当
| 2016 | ¥38 | |
|---|---|---|
| 2017 | ¥21 | |
| 2018 | ¥35 | |
| 2019 | ¥32 | |
| 2020 | ¥30 | |
| 2021 | ¥30 | |
| 2022 | ¥38 | |
| 2023 | ¥35 | |
| 2024 | ¥35 | |
| 2025 | ¥56 |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 年間配当(直近実績) | ¥55.50 |
| 配当利回り | 1.48% |
| 連続増配年数 | 1 年 |
| 配当性向 | 26.7% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
| 100株あたり年間配当 | ¥5,550 |
配当利回りは直近12か月に実際に支払われた配当を現在株価で割った実績値です。会社予想の配当や、今後の増配・減配は反映していません。
主要リスク要因
| リスク | 内容 | 影響度 |
|---|---|---|
| 事業リスク | 地域景気の減速に伴う貸出需要の弱含み、取引先の業況悪化による信用コスト増 | 高 |
| 金利・マクロリスク | 金利上昇局面では有価証券の評価損が拡大し得る一方、利ざや改善もあるため、収益のタイミングがずれるリスク | 高 |
定性分析: 事業概要
1. 事業概要と強み
-
主力事業・セグメント別概要
- 山形銀行は、山形県を中心とした地域金融を担う地方銀行であり、主な収益源は「貸出金利息(利ざや)」と「役務取引等収益(預金・融資・為替・投資信託等)」、および「有価証券運用収益」です。
- セグメントは一般に銀行業としての性格が強く、公開情報上も「銀行業(本体)」が中心となります。加えて、連結ベースではリース・クレジットカード等の周辺領域が含まれる場合がありますが、セグメント情報の詳細数値は直近の有価証券報告書等での確認が必要であり、本レポートでは公開情報で確認できない部分は推定で埋めません。
- 具体的な業務領域は以下の通りです。
- 預金・資金運用(普通預金、定期預金等の受入と貸出、有価証券運用)
- 法人・個人向け融資(運転資金、設備資金、住宅ローン等)
- 為替・決済(振込、手形・でんさい等の取扱い)
- 付随サービス(相続・資産運用、コンサルティング、保証業務等)
- 地域の事業者支援(事業承継、M&A、販路開拓等の支援は公開情報で確認できる範囲での整理が必要)
-
競合優位性・市場ポジション
- 山形県内における地域密着度の高さが競争力の源泉です。地方銀行として、地元企業・自治体・個人との取引基盤が厚いほど、貸出の継続性(リレーション)と役務収益の積み上げが期待できます。
- 一方で、競合は同じく地域金融を担う他行(同一県内・近隣の地方銀行、信用金庫等)であり、金利競争・預金獲得競争・与信競争の影響を受けやすい構造です。
- したがって優位性は「規模」だけでなく、**①地元企業の取引深度、②提案力(事業性評価・ソリューション)、③不良債権管理(与信精度)、④資本効率(ROE)**の総合力で評価されます。
-
経営戦略の特徴
- 地方銀行の一般的な戦略として、以下が中心になります(※ただし、山形銀行固有の施策名・数値目標は公開資料での確認が必要なため、ここでは方向性のみ整理します)。
- 収益力強化:貸出の質向上、役務収益の拡大、経費削減によるコスト構造改革
- 与信管理の高度化:事業性評価、早期の業況把握、条件変更・再生支援の運用
- 資本効率の改善:自己資本の充実とリスクアセット管理、ROE重視の経営
- 人材・DX:営業生産性の向上、デジタルチャネル整備、内部管理高度化
- これらは、金利環境・景気循環・信用コストの変動に対して、収益の下支えと損失の抑制を同時に狙う設計になっている点が特徴です。
- 地方銀行の一般的な戦略として、以下が中心になります(※ただし、山形銀行固有の施策名・数値目標は公開資料での確認が必要なため、ここでは方向性のみ整理します)。
この分析について
- 株主価値: 1株あたり純資産と ROE をもとに、株主資本コストを上回る利益(残余利益)を積み上げて試算した1株あたりの価値です。株主資本コストは Base で 8.0% を置いています。
- スコア: 割安度(Value)・成長性(Growth)・値動き(Momentum)を公開されている財務指標から機械的に点数化したものです。
- 数値の出典は各社の公開財務データで、将来の株価を予測するものではありません。
分析日: 2026-09-26
自社株買い
2026-05-15 の取締役会で決議された自社株買いについて、 報告期間「自 2026年8月1日 至 2026年8月31日」の提出書類に載っている実績です。
| 取得上限(株数) | 170,000 株(発行済の 0.53%) |
|---|---|
| 取得上限(金額) | ¥500,000,000 |
| 取得済み(累計) | まだ取得していません |
| 取得期間 | 2026-05-18 〜 2026-08-31 |
| 保有自己株式 | 1,460,282 株(発行済の 4.53%) |
出典:自己株券買付状況報告書(EDINET)、
公共データ利用規約(第1.0版)。
EDINET の提出書類をもとに当サイトが抽出・整形しました。
決議した上限まで必ず買うとは限りません。
当サイトの取り込み日: 2026-09-16
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