8078 阪和興業 総合投資分析
阪和興業(8078)の株価・PER・PBR と、残余利益モデルによる株主価値の試算をまとめた分析ページです。2026-09-05時点の分析にもとづきます。
エグゼクティブサマリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄コード | 8078 |
| 名称 | 阪和興業 |
| 分析日 | 2026-09-05 |
| 投資判断 | 🟡 中立 |
| 残余利益モデル 株主価値(Base) | ¥2,345.00 |
| アップサイド(Base) | +22.0% |
| 現在株価 | ¥1,923 |
| 株式スコア合計 | 5 点 ★★☆☆☆ やや低い |
| PER | 9.96 |
| PBR | 0.85 |
投資判断レーティング
総合レーティング: 🟡 中立
| バリュエーション(P | 3 | |
|---|---|---|
| 成長性(売上・利益成 | 3 | |
| 財務健全性(CF・負 | 4 | |
| 株主還元(配当・自社 | 3 | |
| リスク | 3 | |
| 総合 | 3 |
| 評価軸 | スコア | コメント |
|---|---|---|
| バリュエーション(PER・PBR) | 3 ⭐⭐⭐ | 業績の伸びが緩やかだと割高にも割安にもなり得る水準(※推定) |
| 成長性(売上・利益成長) | 3 ⭐⭐⭐ | 売上は緩やかに増加、利益は微増〜中程度(※推定) |
| 財務健全性(CF・負債比率) | 4 ⭐⭐⭐⭐ | 営業CF・FCFが安定し、自己資本比率も改善傾向(※推定) |
| 株主還元(配当・自社株買い) | 3 ⭐⭐⭐ | 配当は一定水準が想定されるが、還元の上振れ余地は要確認(※推定) |
| リスク | 3 ⭐⭐⭐ | 市況・為替・景気循環の影響は受けるが、致命傷になりにくい構造の可能性(※推定) |
| 総合 | 3 ⭐⭐⭐ | 強い成長ドライバーが見えにくく、過度な強気は難しいため中立 |
残余利益モデルによる株主価値
| Bear(悲観) | ¥2,224 | |
|---|---|---|
| Base(基本) | ¥2,345 | |
| Bull(楽観) | ¥2,476 |
FCF ベースの DCF が成立しないため、残余利益モデルで試算しています
現在株価: ¥1,923 / 1株あたり純資産: ¥2,258 / ROE: 9.42%
| シナリオ | 株主資本コスト | 株主価値 | アップサイド | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| Bear (悲観) | 10.00% | ¥2,224.00 | +15.6% | ➡️ |
| Base (基本) | 8.00% | ¥2,345.00 | +22.0% | 🔺 |
| Bull (楽観) | 6.00% | ¥2,476.00 | +28.8% | 🔺 |
この銘柄はフリーキャッシュフローが恒常的にマイナス、または極端に小さく、FCF を起点とする DCF が成り立ちません。 ここでは純資産と ROE から残余利益(株主資本コストを上回る利益)を積み上げて試算しています。 株主資本コストを高く置くほど株主価値は小さくなるため、Bear ほど厳しい前提です。
株式スコア分析(stockscore)
| Value | 6 | |
|---|---|---|
| Growth | -1 | |
| Momentum | 0 |
総合評価: ★★☆☆☆ やや低い
| スコア種別 | 値 | 視覚化 |
|---|---|---|
| Value Score | 6 | ██████░░░░░░░░░░░░░░ |
| Growth Score | -1 | ░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Momentum Score | 0 | ░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| 合計 | 5 | █████░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
主要財務指標
| 指標 | 値 | 判定基準 |
|---|---|---|
| PER | 9.96 | ≤15: 優良、≤30: 良好 |
| PBR | 0.85 | 0〜1.2: 割安圏 |
| 純利益率 | 1.45% | >20%: 高収益 |
| 流動比率 | 1.99 | ≥1.5: 健全 |
| 50日移動平均 | N/A | — |
| 200日移動平均 | N/A | — |
配当
| 2016 | ¥19 | |
|---|---|---|
| 2017 | ¥12 | |
| 2018 | ¥30 | |
| 2019 | ¥30 | |
| 2020 | ¥11 | |
| 2021 | ¥16 | |
| 2022 | ¥20 | |
| 2023 | ¥33 | |
| 2024 | ¥41 | |
| 2025 | ¥49 |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 年間配当(直近実績) | ¥49.00 |
| 配当利回り | 3.02% |
| 連続増配年数 | 5 年 |
| 配当性向 | 25.4% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
| 100株あたり年間配当 | ¥4,900 |
配当利回りは直近12か月に実際に支払われた配当を現在株価で割った実績値です。会社予想の配当や、今後の増配・減配は反映していません。
この銘柄は5年連続で増配しています。ただし過去の増配は将来の増配を保証するものではありません。
主要リスク要因
| リスク | 内容 | 影響度 |
|---|---|---|
| 事業リスク | 需要変動(建設・製造投資の減速)、市況悪化による数量減・粗利低下 | 中 |
| 競合リスク | 大手/同業の価格競争、提案力の差によるシェア低下 | 中 |
| 為替リスク | 輸入比率が高い商材での円安/円高による仕入コスト変動 | 中 |
| 金利・マクロリスク | 金利上昇による資金調達コスト増、景気後退による貸倒リスク増 | 中 |
定性分析: 事業概要
1. 事業概要と強み
-
主力事業・セグメント別概要
銘柄コード 8078 は、一般に トルコ石油・化学関連の商社機能ではなく、「卸売(主に建設・産業資材、機械/設備、関連商材)」を中心とする流通・商社型ビジネスとして理解されるケースが多い銘柄です。
ただし、ここではリアルタイムのセグメント開示を参照できないため、**直近公開情報に基づく一般的な商社モデル(商流×在庫×調達力×販売網)**として整理します。- 卸売(商材販売):顧客(建設・製造・インフラ等)への販売。
- 周辺サービス(保守・納入・技術支援等):商材単体ではなく、納入・運用面の付加価値で差別化。
- 在庫・調達機能:仕入先との関係、調達リードタイム短縮、需給調整。
-
競合優位性・市場ポジション
商社型ビジネスの競争軸は、(1) 仕入れの安定性、(2) 顧客基盤、(3) 価格転嫁力、(4) 在庫回転と運転資本効率、(5) 納期・品質の確実性です。8078は、これらのうち特に 「調達力と販売網」、および **「案件対応力(納期・仕様・周辺提案)」**で優位性を持つ可能性が高いと推定します。- 価格競争になりやすい局面でも、仕様適合・納期遵守・周辺提案により粗利を守る構造があると考えられます。
- 取引先の業界が分散している場合、景気循環の影響を平均化できる可能性があります。
-
経営戦略の特徴
商社型企業の典型的な戦略として、以下が想定されます(※推定)。- 高付加価値領域の拡大:単なる数量販売から、周辺サービス/技術支援/提案型へ。
- 運転資本の最適化:在庫・売掛の回転改善でFCFを厚くする。
- 仕入先ポートフォリオの強化:価格・供給の両面で交渉力を確保。
- 地域/顧客深耕:既存顧客の深掘りと新規開拓の両立。
この分析について
- 株主価値: 1株あたり純資産と ROE をもとに、株主資本コストを上回る利益(残余利益)を積み上げて試算した1株あたりの価値です。株主資本コストは Base で 8.0% を置いています。
- スコア: 割安度(Value)・成長性(Growth)・値動き(Momentum)を公開されている財務指標から機械的に点数化したものです。
- 数値の出典は各社の公開財務データで、将来の株価を予測するものではありません。
分析日: 2026-09-05