6440 JUKI 総合投資分析
この記事の要点
JUKI(6440)の株価・PER・PBR と、残余利益モデルによる株主価値の試算をまとめた分析ページです。2026-09-30時点の分析にもとづきます。
エグゼクティブサマリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄コード | 6440 |
| 名称 | JUKI |
| 分析日 | 2026-09-30 |
| 投資判断 | 🟡 中立 |
| 残余利益モデル 株主価値(Base) | ¥1,061.00 |
| アップサイド(Base) | +25.8% |
| 現在株価 | ¥844 |
| 株式スコア合計 | 6 点 ★★☆☆☆ やや低い |
| PER | 14.30 |
| PBR | 0.74 |
投資判断レーティング
総合レーティング: 🟡 中立
| バリュエーション(P | 3 | |
|---|---|---|
| 成長性(売上・利益成 | 2 | |
| 財務健全性(CF・負 | 3 | |
| 株主還元(配当・自社 | 3 | |
| リスク | 3 | |
| 総合 | 3 |
| 評価軸 | スコア | コメント |
|---|---|---|
| バリュエーション(PER・PBR) | 3 ⭐⭐⭐ | ※推定EPS/ROE前提のため厳密な算定は不可。一般に業績の振れがある局面では評価が保守的になりやすい。 |
| 成長性(売上・利益成長) | 2 ⭐⭐ | 売上は横ばい〜微減の可能性があり、利益はコスト・為替で上下し得る。 |
| 財務健全性(CF・負債比率) | 3 ⭐⭐⭐ | 自己資本比率は中程度、フリーCFは振れやすいが致命的な悪化は想定しにくい(※推定)。 |
| 株主還元(配当・自社株買い) | 3 ⭐⭐⭐ | 配当は業績連動色がある可能性。還元姿勢は中立〜やや慎重になりやすい。 |
| リスク | 3 ⭐⭐⭐ | 需要循環・為替・競争の影響が一定程度ある。 |
| 総合 | 3 ⭐⭐⭐ | 上振れ余地はあるが、確度の高い成長トレンドが見えにくく中立。 |
残余利益モデルによる株主価値
| Bear(悲観) | ¥1,007 | |
|---|---|---|
| Base(基本) | ¥1,061 | |
| Bull(楽観) | ¥1,120 |
FCF ベースの DCF が成立しないため、残余利益モデルで試算しています
現在株価: ¥844 / 1株あたり純資産: ¥1,132 / ROE: 5.62%
| シナリオ | 株主資本コスト | 株主価値 | アップサイド | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| Bear (悲観) | 10.00% | ¥1,007.00 | +19.4% | ➡️ |
| Base (基本) | 8.00% | ¥1,061.00 | +25.8% | 🔺 |
| Bull (楽観) | 6.00% | ¥1,120.00 | +32.8% | 🔺 |
この銘柄はフリーキャッシュフローが恒常的にマイナス、または極端に小さく、FCF を起点とする DCF が成り立ちません。 ここでは純資産と ROE から残余利益(株主資本コストを上回る利益)を積み上げて試算しています。 株主資本コストを高く置くほど株主価値は小さくなるため、Bear ほど厳しい前提です。
株式スコア分析(stockscore)
| Value | 5 | |
|---|---|---|
| Growth | 0 | |
| Momentum | 1 |
総合評価: ★★☆☆☆ やや低い
| スコア種別 | 値 | 視覚化 |
|---|---|---|
| Value Score | 5 | █████░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Growth Score | 0 | ░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Momentum Score | 1 | █░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| 合計 | 6 | ██████░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
主要財務指標
| 指標 | 値 | 判定基準 |
|---|---|---|
| PER | 14.30 | ≤15: 優良、≤30: 良好 |
| PBR | 0.74 | 0〜1.2: 割安圏 |
| 純利益率 | 1.99% | >20%: 高収益 |
| 流動比率 | 1.37 | ≥1.5: 健全 |
| 50日移動平均 | N/A | — |
| 200日移動平均 | N/A | — |
配当
| 2015 | ¥75 | |
|---|---|---|
| 2016 | ¥20 | |
| 2017 | ¥35 | |
| 2018 | ¥30 | |
| 2019 | ¥25 | |
| 2020 | ¥20 | |
| 2021 | ¥25 | |
| 2022 | ¥20 | |
| 2023 | ¥15 | |
| 2025 | ¥10 |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 年間配当(直近実績) | ¥10.00 |
| 配当利回り | 1.19% |
| 連続増配年数 | 0 年 |
| 配当性向 | 17.0% |
| 権利確定月 | 3月・6月・9月・12月 |
| 100株あたり年間配当 | ¥1,000 |
配当利回りは直近12か月に実際に支払われた配当を現在株価で割った実績値です。会社予想の配当や、今後の増配・減配は反映していません。
主要リスク要因
| リスク | 内容 | 影響度 |
|---|---|---|
| 事業リスク | 縫製業界の設備投資サイクル変動、顧客の在庫調整、需要の地域偏在 | 高 |
| 金利・マクロリスク | 世界景気後退による投資抑制、金融環境悪化による需要減 | 中 |
定性分析: 事業概要
1. 事業概要と強み
-
主力事業・セグメント別概要
- JUKIは、ミシンを中心とする縫製関連機器(工業用ミシン等)および関連する周辺機器・部品、ならびに保守サービスを提供するメーカーである。
- 事業の中心は、アパレル・縫製工場向けの工業用ミシン(縫製工程の効率化・品質安定に資する機種群)と、稼働後の**保守・サービス(部品供給、修理、メンテナンス等)**にある。
- セグメント区分(地域別/製品別などの詳細)や、各セグメントの売上構成比は、公開情報(直近の有価証券報告書・決算説明資料)に依存するため、本レポートでは数値の断定は行わず、事業の骨格(工業用ミシン+サービス)に焦点を当てる。
-
競合優位性・市場ポジション
- 縫製機器市場では、国内外に複数の競合が存在するが、JUKIは工業用ミシン領域での長年の技術蓄積と、縫製現場の生産性・品質要求に対応する機種開発力が強みとされる。
- また、工業用ミシンは導入後の稼働が前提となるため、部品供給・保守サービスの継続性が収益の下支えになりやすい。
- さらに、顧客の生産ライン最適化(縫製速度、縫い品質、段取り効率、安定稼働)に寄与する提案力が、単なる機械販売以上の価値として評価される局面がある。
-
経営戦略の特徴
- 公開情報ベースでは、一般に以下の方向性が示唆される(※推定を含むため断定は避ける)。
- 高付加価値機種の拡販(縫製工程の自動化・省人化ニーズへの対応)
- サービス比率の向上(保守・部品の安定収益化)
- コスト構造の改善(調達・生産・物流の効率化)
- 地域別の販売強化(需要の強い地域・顧客層への重点化)
- これらは、景気循環の影響を受けやすい設備投資局面においても、サービス収益で下支えしながら利益率を守る狙いと整合的である。
- 公開情報ベースでは、一般に以下の方向性が示唆される(※推定を含むため断定は避ける)。
この分析について
- 株主価値: 1株あたり純資産と ROE をもとに、株主資本コストを上回る利益(残余利益)を積み上げて試算した1株あたりの価値です。株主資本コストは Base で 8.0% を置いています。
- スコア: 割安度(Value)・成長性(Growth)・値動き(Momentum)を公開されている財務指標から機械的に点数化したものです。
- 数値の出典は各社の公開財務データで、将来の株価を予測するものではありません。
分析日: 2026-09-30