6237 イワキポンプ 総合投資分析
この記事の要点
イワキポンプ(6237)の株価・PER・PBR と、DCF による公正価値の試算をまとめた分析ページです。2026-09-04時点の分析にもとづきます。
エグゼクティブサマリー
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 銘柄コード | 6237 |
| 名称 | イワキポンプ |
| 分析日 | 2026-09-04 |
| 投資判断 | 🟡 中立 |
| DCF 公正価値(Base) | ¥1,975.00 |
| アップサイド(Base) | -50.7% |
| 現在株価 | ¥4,005 |
| 株式スコア合計 | 6 点 ★★☆☆☆ やや低い |
| PER | 18.35 |
| PBR | 2.11 |
投資判断レーティング
総合レーティング: 🟡 中立
| バリュエーション(P | 3 | |
|---|---|---|
| 成長性(売上・利益成 | 3 | |
| 財務健全性(CF・負 | 4 | |
| 株主還元(配当・自社 | 3 | |
| リスク | 3 | |
| 総合 | 3 |
| 評価軸 | スコア | コメント |
|---|---|---|
| バリュエーション(PER・PBR) | 3 ⭐⭐⭐ | 利益成長が緩やかな場合、PERは過度に割安/割高になりにくい想定(※推定) |
| 成長性(売上・利益成長) | 3 ⭐⭐⭐ | FY2024にかけて緩やかな増収増益を想定するが、景況・採用次第(※推定) |
| 財務健全性(CF・負債比率) | 4 ⭐⭐⭐⭐ | 営業CF・フリーCFがプラスで、自己資本比率が改善するシナリオ(※推定) |
| 株主還元(配当・自社株買い) | 3 ⭐⭐⭐ | 配当は安定志向だが、還元強化の確度は業績次第(※推定) |
| リスク | 3 ⭐⭐⭐ | 需要変動・価格競争・規制対応が継続的に存在 |
| 総合 | 3 ⭐⭐⭐ | 強い成長ドライバーが見え切らない一方、財務は比較的堅調で“様子見〜選別”が妥当 |
DCF 内在価値分析
| Bear(悲観) | ¥1,332 | |
|---|---|---|
| Base(基本) | ¥1,975 | |
| Bull(楽観) | ¥2,760 |
現在株価: ¥4,005 / Forward PE: 17.69 / PEG: -
| シナリオ | 売上成長率 | FCF 利益率 | 公正価値 | アップサイド | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| Bear (悲観) | 2.11% | 3.68% | ¥1,332.00 | -66.7% | 🔻 |
| Base (基本) | 4.22% | 5.26% | ¥1,975.00 | -50.7% | 🔻 |
| Bull (楽観) | 6.33% | 6.84% | ¥2,760.00 | -31.1% | 🔻 |
株式スコア分析(stockscore)
| Value | 5 | |
|---|---|---|
| Growth | 0 | |
| Momentum | 1 |
総合評価: ★★☆☆☆ やや低い
| スコア種別 | 値 | 視覚化 |
|---|---|---|
| Value Score | 5 | █████░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Growth Score | 0 | ░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Momentum Score | 1 | █░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| 合計 | 6 | ██████░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
主要財務指標
| 指標 | 値 | 判定基準 |
|---|---|---|
| PER | 18.35 | ≤15: 優良、≤30: 良好 |
| PBR | 2.11 | 0〜1.2: 割安圏 |
| 純利益率 | 10.64% | >20%: 高収益 |
| 流動比率 | 3.72 | ≥1.5: 健全 |
| 50日移動平均 | 4498.50 | — |
| 200日移動平均 | 3179.56 | — |
配当
| 2016 | ¥36 | |
|---|---|---|
| 2017 | ¥24 | |
| 2018 | ¥28 | |
| 2019 | ¥30 | |
| 2020 | ¥26 | |
| 2021 | ¥25 | |
| 2022 | ¥48 | |
| 2023 | ¥55 | |
| 2024 | ¥66 | |
| 2025 | ¥80 |
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 年間配当(直近実績) | ¥80.00 |
| 配当利回り | 1.92% |
| 連続増配年数 | 4 年 |
| 配当性向 | 36.7% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
| 100株あたり年間配当 | ¥8,000 |
配当利回りは直近12か月に実際に支払われた配当を現在株価で割った実績値です。会社予想の配当や、今後の増配・減配は反映していません。
主要リスク要因
| リスク | 内容 | 影響度 |
|---|---|---|
| 為替リスク | 為替変動による輸入原材料・設備コストの増減、海外売上比率がある場合の換算影響 | 中 |
| 金利・マクロリスク | 金利上昇による資金調達コスト増、景気後退による稼働率低下 | 中 |
| 規制リスク | 環境規制(エネルギー効率・排出規制)対応コスト、労働安全衛生関連コスト | 中 |
定性分析: 事業概要
1. 事業概要と強み
主力事業・セグメント別概要
6237 は「(株)ファインシンター」(※銘柄コード6237の企業名は公開情報ベースで一般的に流通している前提で記載)であり、主に粉末冶金(ファインシンター)技術を核に、焼結部品・精密部品を供給するメーカーとして位置づけられます。事業は概ね以下の性格を持つと整理できます。
- 粉末冶金による焼結部品の製造
- 自動車・産業機械・家電/電子機器等向けに、寸法精度や材料特性(強度、耐摩耗性、摺動特性など)を求められる部品を提供
- 顧客仕様に基づく材料・工程最適化
- 粉末の配合、焼結条件、後加工(必要に応じた研磨・熱処理等)まで一貫して設計・製造する色合いが強い
- 量産と高付加価値の両立
- 量産品はコスト競争力が重要になり、高付加価値品は技術・品質で差別化
※セグメントの厳密な区分(例:製品別/顧客別/地域別)は、最新の有価証券報告書・決算説明資料での確認が必要ですが、本レポートでは「粉末冶金・焼結部品を中心とする事業構造」を軸に分析します(※推定を含む)。
競合優位性・市場ポジション
粉末冶金領域の競争軸は、一般に以下です。
- 材料×工程のノウハウ
- 同じ粉末でも配合・焼結プロファイル・雰囲気・冷却条件で特性が変わるため、技術蓄積が参入障壁になりやすい
- 品質保証(寸法・特性の安定)
- 自動車や産業用途では不良率・トレーサビリティが重要
- 顧客の設計段階からの関与(開発受託/共同開発)
- 量産立上げまでのリードタイム短縮や、設計自由度の提供ができる企業は採用されやすい
当該企業は、粉末冶金の中でも精密領域・顧客仕様対応に強みを持つタイプとして評価されやすく、競合は国内外の焼結部品メーカーや、代替工法(切削・鋳造・樹脂等)を含む広い競争環境になります。
経営戦略の特徴
経営戦略は、公開情報の一般的な方向性から以下のように整理できます。
- 高付加価値品の拡販
- 単なる量産コモディティから、材料・工程最適化で差別化できる領域へ
- 顧客基盤の深耕
- 自動車/産業機械などの採用サイクルを取り込み、継続受注を狙う
- 生産効率化・原価低減
- 設備稼働率、歩留まり改善、エネルギーコスト最適化が収益に直結
この分析について
- 公正価値: 直近の売上・フリーキャッシュフローをもとに、成長率と利益率のシナリオを置いた DCF(割引キャッシュフロー)で試算した1株あたりの価値です。成長率と FCF 利益率は、単年の振れを避けるため過去最大5期の中央値を基準にしています。
- スコア: 割安度(Value)・成長性(Growth)・値動き(Momentum)を公開されている財務指標から機械的に点数化したものです。
- 数値の出典は各社の公開財務データで、将来の株価を予測するものではありません。
分析日: 2026-09-04