この記事の要点
フジクラ(5803)の株価・PER・PBR と、DCF による公正価値の試算をまとめた分析ページです。2026-10-03時点の分析にもとづきます。
エグゼクティブサマリー
| 項目 |
内容 |
| 銘柄コード |
5803 |
| 名称 |
フジクラ |
| 分析日 |
2026-10-03 |
| 投資判断 |
🟡 中立 |
| DCF 公正価値(Base) |
¥2,358.00 |
| アップサイド(Base) |
-57.9% |
| 現在株価 |
¥5,598 |
| 株式スコア合計 |
3 点 ★☆☆☆☆ 低い |
| PER |
58.92 |
| PBR |
15.23 |
投資判断レーティング
総合レーティング: 🟡 中立
投資判断スコア(各軸 1〜5)| バリュエーション(P | | 3 |
|---|
| 成長性(売上・利益成 | | 3 |
|---|
| 財務健全性(CF・負 | | 3 |
|---|
| 株主還元(配当・自社 | | 3 |
|---|
| リスク | | 3 |
|---|
| 総合 | | 3 |
|---|
| 評価軸 |
スコア |
コメント |
| バリュエーション(PER・PBR) |
3 ⭐⭐⭐ |
※推定のため厳密比較は不可。利益の振れがあるため、バリュエーションは「割安/割高」が期で変わりやすい。 |
| 成長性(売上・利益成長) |
3 ⭐⭐⭐ |
通信インフラ需要は中長期で追い風だが、短期はコスト・ミックス・為替で利益が上下しやすい。 |
| 財務健全性(CF・負債比率) |
3 ⭐⭐⭐ |
自己資本は一定水準を維持する可能性が高い一方、運転資本と投資タイミングでCFが変動。 |
| 株主還元(配当・自社株買い) |
3 ⭐⭐⭐ |
配当は安定志向が想定されるが、連続増配や自社株買いの強度は公開情報で要確認。 |
| リスク |
3 ⭐⭐⭐ |
競争・市況(銅等)・為替の影響が残るため、過度な期待は禁物。 |
| 総合 |
3 ⭐⭐⭐ |
中立:上振れ余地はあるが、利益のボラティリティと競争環境を織り込む必要。 |
DCF 内在価値分析
DCF シナリオ別 公正価値(¥)| Bear(悲観) | | ¥980 |
|---|
| Base(基本) | | ¥2,358 |
|---|
| Bull(楽観) | | ¥5,118 |
|---|
現在株価: ¥5,598 / Forward PE: 18.49 / PEG: 3.07
| シナリオ |
売上成長率 |
FCF 利益率 |
公正価値 |
アップサイド |
判定 |
| Bear (悲観) |
10.37% |
6.20% |
¥980.00 |
-82.5% |
🔻 |
| Base (基本) |
20.73% |
8.86% |
¥2,358.00 |
-57.9% |
🔻 |
| Bull (楽観) |
31.09% |
11.52% |
¥5,118.00 |
-8.6% |
➡️ |
株式スコア分析(stockscore)
スコア分析(5803 FUJIKURA)| Value | | 4 |
|---|
| Growth | | -1 |
|---|
| Momentum | | 0 |
|---|
総合評価: ★☆☆☆☆ 低い
| スコア種別 |
値 |
視覚化 |
| Value Score |
4 |
████░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Growth Score |
-1 |
░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| Momentum Score |
0 |
░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
| 合計 |
3 |
███░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░░ |
主要財務指標
| 指標 |
値 |
判定基準 |
| PER |
58.92 |
≤15: 優良、≤30: 良好 |
| PBR |
15.23 |
0〜1.2: 割安圏 |
| 純利益率 |
15.67% |
>20%: 高収益 |
| 流動比率 |
2.22 |
≥1.5: 健全 |
| 50日移動平均 |
N/A |
— |
| 200日移動平均 |
N/A |
— |
配当
年間配当の推移(¥)| 2014 | | ¥1 |
|---|
| 2015 | | ¥1 |
|---|
| 2016 | | ¥2 |
|---|
| 2017 | | ¥2 |
|---|
| 2018 | | ¥2 |
|---|
| 2019 | | ¥2 |
|---|
| 2022 | | ¥4 |
|---|
| 2023 | | ¥7 |
|---|
| 2024 | | ¥11 |
|---|
| 2025 | | ¥27 |
|---|
| 項目 |
値 |
| 年間配当(直近実績) |
¥26.92 |
| 配当利回り |
0.73% |
| 連続増配年数 |
3 年 |
| 配当性向 |
28.3% |
| 権利確定月 |
3月・9月 |
| 100株あたり年間配当 |
¥2,692 |
配当利回りは直近12か月に実際に支払われた配当を現在株価で割った実績値です。会社予想の配当や、今後の増配・減配は反映していません。
主要リスク要因
| リスク |
内容 |
影響度 |
| 事業リスク |
通信投資の遅延、案件の仕様変更、需要の前倒し/後ろ倒しによる売上・利益の変動 |
中 |
| 競合リスク |
国内外メーカーとの価格競争、技術・品質面での競争激化 |
高 |
| 為替リスク |
海外売上・調達の比率により、円高/円安で採算が変動 |
中 |
| 金利・マクロリスク |
金利上昇による調達コスト増、景気後退による設備投資抑制 |
中 |
定性分析: 事業概要
1. 事業概要と強み
-
主力事業・セグメント別概要
- フジクラは、電線・光ファイバ・通信ケーブル等の「通信インフラ」領域を中核に、電力・産業向けのケーブルや、車載・データセンター等に関連する配線・光関連製品を展開するメーカーである。
- セグメント構成(公開情報ベースの一般的な整理)としては、主に以下の領域が中心となる:
- 通信(光ファイバ、通信ケーブル、光関連部材):高速・大容量通信網の整備(FTTH/バックボーン等)や、データセンター/クラウド需要に連動。
- 電力・産業(電線・ケーブル、各種配線材):送配電・設備更新、産業機器向け。
- 車載・その他(配線・光/電装関連の一部):車両の電装化・高速通信化の流れに連動(※セグメントの厳密な名称・範囲は期次で変動し得るため、ここでは公開情報で確認できる範囲の機能的整理に留める)。
- 事業の特徴は、素材(銅・樹脂等)と加工(ケーブル/光ファイバ加工)を組み合わせ、顧客の仕様に合わせた高付加価値品を提供する点にある。
-
競合優位性・市場ポジション
- 通信インフラ領域では、国内外の需要(通信設備投資、データセンター投資、ネットワーク増強)に対して、光ファイバ/通信ケーブルの技術・生産体制・品質保証が参入障壁になりやすい。
- フジクラの優位性は、一般に以下の要素で説明される:
- 光・電線の両面での技術蓄積(通信の中核である光伝送と、周辺の配線/ケーブルを一体で提案しやすい)
- 大規模案件対応力(仕様・品質・納期要件が厳しい通信設備案件に対応)
- 顧客基盤の広さ(通信事業者、設備会社、産業・電力関連など複数領域にまたがる)
- 一方で、銅価格・樹脂価格・物流費などのコスト変動、ならびにグローバル競争は常に存在するため、価格転嫁力とミックス改善が収益の鍵となる。
-
経営戦略の特徴
- 公開情報から読み取れる方向性として、フジクラは概ね以下を重視している(※詳細な施策名・KPIは期次IRで変動する可能性があるため、ここでは方針レベルで整理):
- 通信インフラ投資(光・ケーブル)への重点
- 高付加価値品・ソリューション化(単なる素材/汎用品からの脱却)
- コスト競争力の強化(調達・生産・物流の最適化)
- 事業ポートフォリオの最適化(成長領域への投資と、採算改善の徹底)
- **財務規律(キャッシュ創出)**の維持
この分析について
- 公正価値: 直近の売上・フリーキャッシュフローをもとに、成長率と利益率のシナリオを置いた DCF(割引キャッシュフロー)で試算した1株あたりの価値です。成長率と FCF 利益率は、単年の振れを避けるため過去最大5期の中央値を基準にしています。
- スコア: 割安度(Value)・成長性(Growth)・値動き(Momentum)を公開されている財務指標から機械的に点数化したものです。
- 数値の出典は各社の公開財務データで、将来の株価を予測するものではありません。
分析日: 2026-10-03
編集部
日本株バリュエーション研究所 編集部
東証上場銘柄について、公開されている財務データから理論株価・配当・各種指標を継続的に算出しています。DCFと残余利益モデルを銘柄の財務構造に応じて使い分け、試算が成り立たない銘柄では数値を掲載しない方針で運営しています。
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