「台風来たかと」ゲリラ雷雨、吹き荒れる突風 中国では「30年に一度」が…再び大洪水【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年7月3日)
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■「台風が来たのかと」吹き荒れる突風
2日、最高気温35.5℃の猛暑日となった福島市。午前中から厳しい暑さとなっていたが、この2時間後、突然、地面をバチバチと打つような強い雨が降った。
ゲリラ雷雨に遭遇した男性は頭を低くしながら、建物に避難。突然、吹き荒れた台風のような強い風と雨。風にあおられた横殴りの雨が、波打つように地面をたたきつけた。
撮影者
「いきなり土砂降りになって、台風が来たのかと間違えるような。これがゲリラ雷雨か」
男性
「全然見えなくなってきた、10メートル(先が)見えないね」
福島県内では午後4時20分までの1時間、2カ所でおよそ100ミリを超える猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表された。また、雷の影響でおよそ1500軒が一時停電となった。
山形県上山市でもゲリラ雷雨が発生。タイヤが半分隠れるほどにまで冠水した道路を、車は水しぶきを上げながら走行している。
上山市付近では、1時間におよそ100ミリの雨が降ったとみられている。
突然の大雨に見舞われた女性はこのように話す。
「今回はちょっと違う、違うなって言ってた矢先にやっぱり(雨水が)上がってきた」
排水が追いつかず、たまった雨水が道路側から建物の中に入ってきたという。
JRによると、大雨の影響で線路が冠水し、山形新幹線は「福島ー新庄」間の上下線で、一時運転見合わせとなった。
■関西でもゲリラ雷雨「急に暗く」
群馬県片品村にある定点カメラの映像を見ると、2日午前10時30分の時点では青空がのぞいていたが、みるみるうちに雨雲に覆われ、午後1時15分ごろには激しい雨となった。
片品村でも1時間で120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表された。
栃木県日光市では、雷が鳴り響くなか、降ってきたのは1センチほどのひょう。
ゲリラ雷雨は関西でも見られた。京都では1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられている。
京都で働く人
「かなり急に暗くなって、一気に雷が鳴り始めたと思ったらザーッと降り始めた」
2日は東北や関東、近畿などで合わせて8回の記録的短時間大雨情報が出された。
連日、厳しい暑さと局地的な大雨となっている日本。今、異常気象ともいえる猛烈な暑さや激しい雨による災害が世界各地で起きている。
■中国で大洪水 「30年に一度」が再び
バルコニーで助けを求める女性。そのすぐ後ろには、大量に流れる水と土砂が迫っている。
先週末、中国南西部の貴州省で大雨による洪水と地すべりが発生。街中に泥水が流れ込んだ。あふれた水は道路を分断した。
「見てよ、あのバイク」
「これは私のよ…」
建物の裏から浸入した泥水が、2階部分からまるで滝のように流れ出している。
貴州省では、先月24日にも「30年に一度」といわれる大洪水が発生したばかりだ。川からあふれた水に車は流され、土砂崩れも発生。大きな被害に見舞われた。
この2度にわたる大洪水によって、少なくとも6人が死亡している。
■フランス、高温で山火事
ヨーロッパ各地では、強烈な熱波の影響で猛烈な暑さを記録。気温が40℃を超えたフランスでは高温が原因の山火事が発生した。
赤い炎と黒煙が空高く立ち上ったのは、フランス南西部のオード県。空は煙で覆われ、畑の奥の様子が全く分からないほどに。
この山火事により、400ヘクタールが焼失したという。
ヨーロッパ各国を襲った記録的な暑さ。日本も今週末から週明けにかけて、体温を超えるほどの危険な暑さとなる所もあり、警戒が必要だ。
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年7月3日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp
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