「水素トラック(燃料電池トラック・FCトラック)」関連銘柄について、アナリストの村瀬智一さんが解説。大手商用車手メーカーにおける大型トラックの脱炭素化対策としては、外部から電気を充電して走る電気自動車の「EVトラック」と、水素を燃料とする燃料電池車の「水素トラック(FCトラック)」の大きく2つが挙げられますが、現状ではEVトラックに重点が置くメーカーが多いように見受けられます。しかし、EVトラックで使用されるリチウムイオン電池は、原料であるリチウムの供給が安定しないことが問題視されています。そこで、期待が高まっているのが、大型のバッテリーを必要としない「水素トラック」です。日本政府は6月6日、脱炭素社会の実現に向けた「水素基本戦略」の改定内容を明らかにしました。2040年までに水素供給量を年間約1200万トンに拡大する数値目標を盛り込んだほか、大規模なサプライチェーンの構築に向けて今後15年間で官民合わせて15兆円程度の投資計画を策定することなどが示されました。
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