現在の日経平均株価や株式市場の状況と今後の見通しについて、アナリストの藤井英敏さんが鋭く分析! 日米の株式市場ともに非常に強い動きを続けています。6月5日の日経平均株価は、前週末比693.21円高の3万2217.43円でした。上げ幅は今年最大で、3万2000円台を回復するのは1990年7月以来、約33年ぶりのことです。さらに翌6日も続伸し、前日比●円高の3万2●円と、連日でバブル経済崩壊後の高値をつけました。日本株上昇の牽引役は、引き続き、海外投資家です。ただし、6月1日以降については、現物にせよ先物にせよ、上値を買っている投資家は、これまでの「弱気派だった売り方」と見ています。つまり、切羽詰まった売り方の買戻し(ショートカバー)が、足元の日本株を押し上げている可能性があります。なお、先物・オプションに関しては、今週末の6月9日のSQ通過後、これまでの過熱を冷ますような「調整が訪れるか否か」に注目しておきたいと思っています。
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