米GDP 3四半期ぶりにプラス成長に転じる
◆2022年7-9月期の実質GDP成長率は前期比年率+2.6%と、3四半期ぶりにプラス成長に転じた。市場予想(Bloomberg調査:同+2.4%)に概ね沿った結果であり、サプライズはない。設備投資は加速し、米国経済の屋台骨である個人消費は底堅い結果となったものの、金融引き締めの影響を受け、住宅投資が大幅な減少となった。結果、米国経済の自律的な成長を意味する民間最終需要(個人消費、設備投資、住宅投資の和)は同+0.1%と4-6月期(同+0.5%)から伸び幅が縮小し、景気の減速...