税収75兆2000億円で5年連続過去最高 「上振れ」分は1兆8000億円【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年7月2日)
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■税収75兆円 インフレで最高
20代
「とりすぎじゃないかと思う。消費税も10%は高いなと思う」
30代
「税金が増えていっているのは肌で感じていたので、そう(税収増に)なるだろうなという感じ」
60代
「税収の使い方というのは明確にしてほしい」
増え続ける国の税収。受け止め方は人それぞれのようです。
政府関係者によると、2024年度の一般会計の税収はおよそ75兆2000億円で、前の年度を3兆円あまり上回りました。
一般会計の税収の推移を表したグラフでは、2020年度以降5年連続で過去最高を更新しています。
税収が増え続けている理由について、専門家は次のように話します。
第一生命経済研究所 主席エコノミスト
星野卓也氏
「インフレに経済環境がなってきたということが言えるのかと思います。消費税だったら消費した金額に対して税率がかかってくるし、所得税であれば給料などの所得に税率がかかり計算されるわけだが、物価や賃金が近年は上がるようになってきているので、それが税収の増加に影響してる」
■“上振れ1.8兆円”どう使う?
75兆円を超える税収。去年12月の補正予算では、税収は73兆4000億円あまりと見込んでいました。今回1兆8000億円ほど上振れた形です。
街の人からは次のような声が聞かれました。
20代
「今(税金を)とりすぎているということだと思うので、将来的には収支に影響が出ない範囲で減税するのはいいと思う」
30代
「上振れした部分に関しては、それぞれの生活に即した部分で使ってほしい」
石破茂総理大臣は、自民党が参議院選挙での公約に掲げている1人当たり2万円から4万円の給付の財源について、税収の上振れ分を充てる考えです。
一方、専門家は、今ある手当を増額してインフレで実質的に目減りした分を補う考えもあると指摘します。
星野氏
「政府は税収が上振れてきた話になると、どうしても新しいことをやろうということに、政治としてはなりがち。『給付金』をやろうとか『減税』をやろうとかという話になるが、より大事なのは今ある制度をきちんとメンテナンス。例えば児童手当であるとか。小さい子どもがいたら1万5000円を毎月というような仕組みだが、インフレ分を増やしてるかというと増やしてはいなくて、インフレによって実質目減りが進んできてしまっているので、そこをしっかりメンテナンスするということも、より大事な話なのかなとは思う」
(「グッド!モーニング」2025年7月2日放送分より)
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